初期設定

初期設定では、機能ごとに使用する項目の選択や入力方法、計算方法などの設定を行います。

ナビメニュー:【導入】→[初期設定] (メニュー:【導入】→[設定]→[初期設定])

画面構成と入力項目社会保険料設定

 

画面構成と入力項目

確認したいタブを選択してください。

共通情報工事情報仕入情報予算情報発注情報会計情報1会計情報2支払情報日報情報勤怠情報機械情報請求情報見積情報承認情報労災保険顧客情報JV情報データ分析仮設資材

見積情報

 

【途中での設定変更に注意が必要な項目】

途中で設定を変更する場合に注意が必要な項目に関しては、項目の頭に赤いラインが引かれております。

 

 

基本操作画面

 

ツールボタン

カーソル位置

ツールボタン

説     明

共通

ヘルプ (F1)

ヘルプを表示します。

表示 (F4)

最新情報を表示します。

登録 (F5)

入力した情報を登録します。

閉じる (F12)

画面を閉じます。

ガイド (SPACE)

ガイドを表示します。

電卓 (SPACE)

電卓を表示します。

明細

カーソル (F10)

項目を入力モード、選択モードに切り替えできます。

列幅解除 (F11)

列幅を初期値に戻します。

※グレーになっているボタンは使用できません。

 

入力・表示項目

 

項目

入力

属性・桁数

説     明

ヘッダー

入力階層 ※1、2

-

見積の入力階層を設定します。

「4階層」「6階層」から選択します。

積上金額表示

-

積上金額に表示する金額を設定します。

「税抜」「税込」から選択します。

品名金額入力

-

見積明細(品名)行において「数量×単価=金額」で

算出される金額への修正可否を設定します。

「無効」「有効」から選択します。

「無効」の場合、数量×単価で計算された金額固定

となります。

品名消費税入力

-

見積品名行の消費税項目の入力可否を設定します。

「無効」「有効」から選択します。

消費税計算が明細単位の場合は消費税の変更が

できますが、ここの設定を「無効」にすることで変更を不可に

することができます。

備考2引用

-

明細入力時に品名をガイドから選択した場合、「備考2」の欄に

[品名一覧登録]で登録している項目を引用するか

設定します。

引用する場合は、どの項目を引用するかを選択することが

できます。

「しない」「品番」「備考1」から選択します。

データ引用方法

-

-

[見積入力]で入力したデータの引用が可能になる

タイミングを設定します。

「登録後」「承認後」から選択します。

『承認情報』の「見積承認機能」で「有効」を選択している

場合に「承認後」の選択が可能となります。

税処理既定値

-

[見積入力]で品名を登録する際、ガイドからではなく

直接入力した場合の税処理既定値を設定します。

帳票出力データ

-

-

[見積入力]で入力したデータの出力

(プレビュ-/印刷/PDF出力/Excel出力)が可能になる

タイミングを設定します。

「登録後」「承認後」から選択します。

『承認情報』の「見積承認機能」で「有効」を選択している

場合に「承認後」の選択が可能となります。

対象帳票については、[見積入力]-「出力」をご参照ください。

法定福利費計上

-

見積入力に法定福利費を計上するかを設定します。

「しない」「する(未入力の場合警告」

「する(未入力の場合登録できない)」から選択します。

社会保険料

設定

-

-

[社会保険料設定]を表示します。

行属性パターン5、6を設定している場合のみ使用できます。

積上行の

単位表示

数字2桁/

全角2文字

積上行の単位を設定します。

手入力または、ツールボタンの「ガイド」から選択します。

「ガイド」の内容は[各種区分設定]で変更可能です。

種別名称拡張

-

種別階層の名称下段を使用するかしないを設定します。

「しない」「する」から選択します。

消費税計算

-

[見積入力]で発注者を選択した際に、発注者の消費税計算を

引用するかを設定します。

「発注者から引用しない」「発注者から引用する」から

選択します。

種別金額計算 ※6

-

種別階層の金額計算方法を設定します。

「品名の積上金額」「種別数量から再計算」から選択します。

参照時の

初期条件

-

[見積入力]-「見積複写」「予算参照」の条件設定の

初期値を設定します。

「前回値を表示しない」「前回値を表示する」から選択します。

計算行属性の

集計対象 ※7

-

計算行属性の集計対象を設定します。

「工種階層の行属性を含まない」

「工種階層の行属性を含む」から選択します。

受注時の

必須チェック

-

[見積入力]のサブツールバー「受注」から工事を作成する

際に、工事登録に設定された必須チェックを行うかを

設定します。

「必須チェックしない」「必須チェックする」から選択します。

階層

番号

表記

費目~品名

階層 ※3

数字2桁

階層の番号表記について設定します。

見積書に印字される階層番号に反映されます。

手入力または、ツールボタンの「ガイド」から選択します。

見積

印刷

式の

場合

単価印字

-

単位が「式」の場合に、見積書に単価を印字するか

を設定します。

「印字しない」「印字する」から選択します。

消費税行

印字

-

見積の税処理を「9:消費税」としている場合の

消費税調整行を見積書に印字するかを設定します。

「印字しない」「印字する」から選択します。

印刷対象

選択

-

[見積入力]で明細ごとに印刷の対象を選択するかを

設定します。

「しない」「する」から選択します。

積上金額は印刷しない明細も合算対象となります。

積上行の

数量印字

-

積上行の数量を印字するかしないかを設定します。

「印字しない」「1を印字する」から選択します。

ただし、種別行に関しては設定に関わらず、

常に数量が印字されます。

明細

行属性 ※4

数字2桁/

全角50文字

見積明細(品名)行において、小計行・値引行・コメント行

などの属性名称を設定します。

通常は、初期値でそのままご利用いただけます。

必要に応じて名称変更、追加できます。

既定値

-

-

行属性の初期名称を表示します。

行属性

パターン ※5

-

行属性の計算種類を設定します。

「労務費」「消耗品費」「計算」「法定福利費(労務費率)」

「法定福利費(労務費総額)」から選択します。

※「小計」は選択することができません。

備考

数字5桁/

全角25文字

備考を入力します。

手入力または、ツールボタンの「ガイド」から選択します。

「ガイド」の内容は[摘要設定]で変更可能です。

有効区分

-

行属性として使用する区分を選択します。

チェックが付いている区分が有効になり、

ガイド上に表示されます。

見積掛率

-

-

見積掛率を設定します。

「行属性パターン」で「計算」「法定福利費(労務費率)」

を選択している場合に設定が可能です。

「法定福利費(労務費率)」を選択している場合は

必須入力項目となります。

原価掛率

-

-

原価掛率を設定します。

「行属性パターン」で「計算」「法定福利費(労務費率)」

を選択している場合に設定が可能です。

「法定福利費(労務費率)」を選択している場合は

必須入力項目となります。

見積単価

数字11桁

見積単価を設定します。

「行属性パターン」で「労務費」「消耗品費」を

選択している場合に設定が可能です。

原価単価

数字11桁

原価単価を設定します。

「行属性パターン」で「労務費」「消耗品費」を

選択している場合に設定が可能です。

品名

数字4桁-

数字4桁-

数字6桁

行属性で作成した明細を予算へ引用する際の

品名コードを設定します。

手入力または、ツールボタンの「ガイド」から選択します。

「ガイド」の内容は[品名一覧登録]で変更可能です。

通常、小計、中計、大計、法定福利費(労務費率)、

法定福利費(労務費総額)項目以外で設定が可能です。

要素内訳

数字5桁

行属性で作成した明細を予算へ引用する際の

要素内訳コードを設定します。

手入力または、ツールボタンの「ガイド」から選択します。

「ガイド」の内容は[要素内訳一覧登録]で変更可能です。

通常、小計、中計、大計、法定福利費(労務費率)、

法定福利費(労務費総額)項目以外で設定が可能です。

(入力)●…必須入力項目    ○…入力項目

 

 

【※2】 6階層の入力について

入力階層を6階層に設定する場合は、種別階層の数量が必ず1になりますのでご注意ください。

 

【※3】 階層番号表記に関して

それぞれのガイドから選べる表記方法は以下の通りです。

「数字半角(1,2,3)」「数字全角(1,2,3)」「数字カッコ((1),(2),(3))」

「英小字半角(a,b,c)」「英大字半角(A,B,C)」「英小字全角(a,b,c)」「英大字全角(A,B,C)」

「ローマ数字(Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ)」「ローマ数字(ⅰ,ⅱ,ⅲ)」

「漢数字(一,二,三)」「大字(壱,弐,参)」

「印字しない」

 

【※4】 行属性に関して

行の属性種類を追加することができます。

行属性

行属性

パターン

 

0

通常

-

通常の明細入力時に使用します。

1

値引

-

値引き時に使用します。 プラス金額で入力した場合も、マイナス金額で表示されます。

2

諸雑費

-

雑費入力時に使用します。

3

返品

-

返品時に使用します。 プラス金額で入力した場合も、マイナス金額で表示されます。

8

コメント

-

コメント入力時に使用します。 名称、備考以外の入力はできません。

51

小計

①小計(固定)

階層単位に挿入した行までの計が出ます。

52

中計

①小計(固定)

階層単位に挿入した行までの計が出ます。

53

大計

①小計(固定)

階層単位に挿入した行までの計が出ます。

61

経費

②~⑥選択可

掛率を使用し、見積金額を算出します。関連:【※5】行属性パターンに関して

62

労務費

②~⑥選択可

掛率を使用し、見積金額を算出します。関連:【※5】行属性パターンに関して

63

運搬費

②~⑥選択可

掛率を使用し、見積金額を算出します。関連:【※5】行属性パターンに関して

64

消耗品費

②~⑥選択可

掛率を使用し、見積金額を算出します。関連:【※5】行属性パターンに関して

65

雑費

②~⑥選択可

掛率を使用し、見積金額を算出します。関連:【※5】行属性パターンに関して

 

【※5】 行属性パターンに関して

①「小計」

 「51.小計」「52.中計」「53.大計」のみで使用可能です。

②「労務費」*

 [見積入力]-『明細』で労務費計算したい明細を選択し、選択した品名の[品名一覧登録]-『品名』で設定した

 労務費歩掛係数の合計を『見積情報』で設定した見積単価と原価単価にかけ、単価を算出します。

③「消耗品費」*

 [見積入力]-『明細』で消耗品費計算したい明細を選択し、選択した品名金額に[品名一覧登録]-『品名』で設定した

 各品名の消耗費掛率をかけて掛金額を算出し、掛金額の合計を見積単価として見積金額を計算します。

④「計算」

 階層単位に、挿入した行までの合計金額に『見積情報』の見積掛率(%)と原価掛率(%)を掛けて計算します。

⑤「法定福利費(労務費率)」

 左記の行属性を挿入した行までの合計金額に『見積情報』の見積掛率(%)、 原価掛率(%)を掛けて

 労務費☆1を算出します。

  上記☆1で算出した労務費に『見積情報』の保険料設定に設定した保険料率(%)と加入率(%)をかけて

 法定福利費を計算します。

⑥「法定福利費(労務費総額)」

 [見積入力]-『明細』で入力した品名の要素内訳の設定をもとに労務費を計上します。

 この場合、 [要素内訳一覧登録]-『原価要素内訳』定福利費集計を「する」に設定します。

 [見積入力]-『明細』に入力した明細のうち、要素内訳の法定福利費集計が「する」になっている明細を集計し、

 労務費☆2を算出します。

 上記☆2で算出した労務費に『見積情報』の保険料設定に設定した

 保険料率(%)と加入率(%)をかけて法定福利費を計算します。

* ②労務費と③消耗品費の詳細に関しましては[行属性 労務費/消耗品費計算]をご参考ください。

 

【※6】 種別金額計算に関して 

種別階層の金額計算方法を設定します。

 

・「品名の積上金額」

品名行の金額合計が種別金額となります。

種別単価は種別金額から割り戻すため、種別数量×種別単価=種別金額とならない場合があります。

金額端数:四捨五入の場合

種別金額 = 材料費A(5806×3.60 = 20901.6 = 20902) + 材料費B(5806 ×3.60 = 20901.6 = 20902) = 41084

       

・「種別数量から再計算」

種別数量×種別単価が種別金額となります。

種別金額と品名行の合計金額が一致しない場合があります。

金額端数:四捨五入の場合

種別金額 = 種別数量(3.60) × (材料費A(5806) + 材料費B(5806) = 11612) = 41803.2 = 41803

 

【※7】 計算行属性の集計対象に関して 

計算行属性の集計対象を設定します。

例)経費A:1.00%、経費B:1.00%

経費Bの計算結果が以下のように変わります。

・「工種階層の行属性を含まない」

 経費B = (費目(100000)) × 1.00% = 1000

・「工種階層の行属性を含む」

 経費B = (費目(100000) + 経費A(1000)) × 1.00% = 1010

 

 

 

【※1】 「入力階層」の切り替えに関して

運用の途中で入力階層を切り替えると、変更前に登録した見積データを他に引用する際にエラーが発生します。

そのため、一度「入力階層」を設定して運用を開始した後は、途中での変更は行わないようご注意ください。